どうも
おすぎです。
昨日商談後すぐに取扱いを決めたNEWブランド「F.F.G」(福山ファクトリーギルド)!!
このレスポンスの速さが個人商店ならではかと。
過去のブログにも書きましたが・・・デニムと言えば岡山ですが・・・
意外と知られていないのがデニム生地の産地として日本一なのは岡山のお隣の広島県の福山市です。
あの有名なカイハラデニムも広島県福山市に本社を置きます。
F.F.G ワンウォッシュテーパードデニム
まず一見すると当店でも取扱いのあるシンプルなワンウォッシュテーパードデニムです。
商談のアポがあった時はとりあえず商品を見て断るつもりでいましたが・・・(他の商品と被ると思ったので)
履いてみてすぐに取扱いを決めましたね~商品ページにも記載していますが、デニムの色落ちを楽しみたい方は
ストレッチデニムを履きません(嫌がります)、またそこそこの年齢になってくると日本のデニム特有のゴワゴワ感や固さがしんどくなって
くるのも事実です。履き心地や良くて、柔らかい、でもしっかりとしたヴィンテージデニムさながらの経年変化が楽しめるデニム・・・
と思って取扱いをしてみました。ちなみに現時点で関西初のようです。(そんなん好きです)
F.F.Gとは福山ファクトリーギルドの略で糸の染色からデニム生地の紡績、デニムの企画、縫製、洗い、加工を
オール福山に拠点を構えるデニムのスペシャリスト企業によるデニムをメインとしたブランディングにより誕生したブランドです。
シンプルなデニムですが拘りが満載なので商品ページだけでは語れなかったのでブログで紹介していきたいと思います。
日本で唯一のロープ染色専門企業の(株)坂本デニムによる糸を使用、ロープ染色については当ブログの過去のブログに触れてありますが
(どっかにあります)糸の中まで染まらずデニムの最大の魅力と言っても過言ではない色落ち、経年変化のためにはなくてはならない技法です。
その糸はこれまた老舗の篠原テキスタイル(株)さんへと運ばれ
デニム生地となります。
F.F.Gのデニムの染色では洗浄薬剤を抑えて、電解水で洗うことで環境への負荷を軽減。環境に配慮した染色を行っています。
旧式のシャトル織機で織られたデニム生地、通常より柔らかい糸でしっかり目を詰めて織る事により実現した
15オンスの厚地デニムとは思えないデニム生地。
糸の縒り(ねじり回数)をわざと甘くし、さらに『コンパクト』と呼ばれる空気の力で糸を抑え込む特殊な技術で紡績を行うため、ケバが出にくい生地ができあがります。
こうして作られた極上のデニム生地は企画、縫製へと移行し、大手デニムブランド、ハイブランドのデニムを手掛ける昭和48年創業の名和産業(有)
のデニム専門の縫製会社として設立された(株)NSGにより縫製
NSGでは、アメリカで70年~80年代に使われていたアンティークミシン「UNION SPECIAL」を使用。
0.72cmという特殊な縫い間隔は、履くほどに味わい深さを増す特別な一本を生み出します。
※通常ミシンの縫い間隔は0.6cm。
体の丸みをコンセプトに、フィット感のある縫い仕上げ。
バッグポケットはより自然な仕上がりにするため、工業用のアイロンだと圧力が強すぎるため、特殊なアイロンで温度を調節、さらに部分的にアイロンの温度を変えることで、ポケットに立体感を持たせるなどここにも細部にこだわっております。
ジッパー部分は開け閉めにより負荷がかかる箇所、F.F.Gは、生地が擦れても先に糸が切れてしまうのを防ぐ特殊な縫製をしています。
さらに、『コア糸』と呼ばれる綿糸にポリエステルをコーティングしている糸を使っているため、糸が切れにくくなっています。